2017年 04月 26日

Fairy tale

変わらずキルティングの日々です。

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布の重なりが多いので、キルティングも一針一針刺していくので、時間がかなりかかります。

毎日毎日縫っていますし、時間のある時は、一日中、朝から晩まで何時間でも縫っています。
それでも、肩のこりは全く感じないところが、私の凄いところです(笑)

今回の作品は、私の好きな日本昔話の世界観を存分に出せています。
以前、英会話を習っていた時、アメリカ人の先生が、

「サヨコの作品は妖精が住んでるように感じる、fairy tale (おとぎ話)みたいに可愛い♪」とおっしゃって下さいました。

針を進めていると、本当に妖精が住んでいる村のような仕上がりになってきて、幸せな気分になります。
見て下さった方もそう感じて下されば嬉しいです。








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# by sayoko_hayashi | 2017-04-26 19:29 | 制作
2017年 04月 20日

初心忘れず、変わることなく

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今月の教室は全て終わりました。
私は1か月を制作週と教室週とに分けているので、教室の無い週は制作だけに集中できます。

木曜クラスは、全員が基礎コースなので、一人で5種類の指導をしました!!

5種類以上の指導になると、一人では大変なので、上級クラスの生徒さんに助手を頼むことになっているのですが、まだ一人で頑張りました。
教えて、実技に入ってもらって、その間に他の方に教え、実技、、、手元をチラチラと見ながら、他の方を教え、実技、、、
困ってそうな顔を確認したら、近くに行って手元指導、、、の繰り返し(笑)

時間内に、全員に予定していた全てを教えきれて一安心♪


新しく入会された神戸から通って下さっている生徒さんは、なんと!第1回1999年の堺町画廊の作品展の時から、毎回見に来てくださっていた方なのです。
ずっと習いたいと思って下さっていたのですが、お仕事をされていたので、ようやくこの春退職し入会して下さいました。
今日は第1回目からのDMを見せてくださいました。
大切に残して下さっていて感動しました。

私の創作を始める時からを知って下さっている方が入会して下さったというのは、本当に嬉しく心強いです。
こんなふうに、ずっと私の活動を見守って下さっている方が、個展のお客様には沢山いてくださいます。


水曜クラスの生徒さんは、「10年、15年先を見て今を頑張ることが大切なんですね。先生はずっとそうされてきましたね。」とおっしゃって下さいました。
初心忘れず、変わることなく、頑張り続ける姿を見て頂く事の大切さを改めて思いました。











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# by sayoko_hayashi | 2017-04-20 19:41 | 教室
2017年 04月 18日

キルティング開始

タペストリー進捗状況は、キルティングまできました♪


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私の作品は、縫い合わせ部分に全て細かく落としキルトを入れていくので、キルティングだけで2か月を予定しています。
大変と思われるでしょうが、私にとってはただ黙々と針を動かす作業が毎日あるという事が、幸せで、楽しくてたまらないのです♪

写真から少し分かると思いますが、集中して縫っていると、まるでかやぶきの里の中にいるような感覚になります。

今までの作品以上に、構成、布、配色に凝った作品になりましたから、ご覧頂いたら、まるで宝探しのようにいろんな発見がある楽しい作品です。





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# by sayoko_hayashi | 2017-04-18 17:11 | 制作
2017年 04月 16日

しつけ完了

しつけが終わりました。

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ぼちぼちとしながら、結局4日かかってしまいました。
私のキルトのしつけの仕方には特徴があり、しつけを1巡目、2巡目と重ねていきます。

1巡目は、床に置いて、しつけをかけますが、作品を動かすことが出来ないため、しゃがんで中腰になりながら、作品の上を動いて作業をします。
2巡目は机の上で出来ますので楽になります。
大型タペストリーは、体力が必要です。



今回の作品は、ガスしつけ糸は2つ半使用しました。
それだけでどのくらい細かくしつけが入っている分かりますね。

しつけが終わると、作品が本当に扱いやすくなります。
くにゃくにゃとしていた作品が、キルト芯と裏布と一体化して、ピシッとなりました。

縫いが雑だったり、ピーシングのアイロンがけの時に、きせが入っていたら、この時点で残念な結果になるのです。。。
無事スッキリ気持ちよくしつけがかかりました♪

作品を展示した時、壁から離れゆらゆらと波打つような仕上げにならないためには、このしつけ段階がとても重要なのです。
写真は裏向けでたたんだ状態。

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さていよいよ、ひたすらチクチク、キルティングの工程に入ります。
どの工程が一番好きかと問われたら、どれも好きなのですが、一番気持ちが落ち着くのはキルティングですね。

構想を練っていた時、頭にあったものが作品となって形になり、準備した大量の布も全て片付き、作業台周りがスッキリした状態。
あとは、作品と語り合いながら針を動かす一番幸せな時間です。








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# by sayoko_hayashi | 2017-04-16 14:11 | 制作
2017年 04月 13日

桜満開とトップ完了

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桜満開の頃、トップが完了しました!

記録を見ると

2016年7月17日 デザイン開始
     26日 製図開始
     30日 製図完了
    8月11日 縫製開始

2017年4月11日 トップ完了

縫製は、まる8カ月もかかりました。。。




さて、しつけの用意です。

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キルト芯は一巻きで購入しています。
KSP120を使用しています。
130cm幅ですので、横向き中央で付き合わせて、はぎあわせました。


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工房2階のフローリングのしつけ部屋いっぱいになりました。
私のタペストリー作品最大の大きさの基本は、だいたい縦220cm~横180cmくらいです。
この部屋でしつけができる大きさまでと決めています。

裏布はノムラテーラーで、コットン112cm幅を5メートル購入。
素敵な和柄がありました。

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裏布は作品と雰囲気の合う布を選びます。

2.5メートル、縦向きではぎあわせました。
裏布は、薄手のものより少々厚手の方が、作品がしっかりします。

キルト芯の上に作品を置き、縦横歪まないように撫でて添わしていきます。
そうすると、芯と作品がピタッと張り付いたようになります。
ほとんどがシルクなので、作品自体は、くにゃくにゃと扱いにくいのですが、芯と添わすととてもしっかりとして扱いやすくなります。


ジグソーパズルのように沢山のピースを繋いで仕上げてきたのですが、ほぼ狂いなく歪まず仕上げる事が出来ました。

今回は、作品展まで作品は公開しないので、ご覧頂けなくて申し訳ないのですが、思っていた通りの絵が目の前に現れて、しつけまでこぎつけることが出来て、ほっとしています。


しつけは二日がかりです。

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大きいので作品の上に乗って、しつけをかけていきます。
ガスしつけ糸を2巻きは使うと思います。



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この作品の思い出は、桜満開の頃に、トップが完成出来た事。
よく頑張りました!と疎水の桜が微笑んでくれているようです。

次はキルティングを頑張ります。




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# by sayoko_hayashi | 2017-04-13 13:00 | 制作
2017年 04月 09日

幸せを見守る町家キルト

幼い頃から、ずっとお世話になっていた近所のお家が、来週埼玉に引っ越しされることになりました。

その家のおばさんは、古い着物をリフォームする洋裁の仕事を長年されています。
幼い頃から縫い物好きな私は、その方から大変影響を受けて大きくなりました。
キルト作家になってからは、近くに縫物を仕事としている方がいるというのも、とても励みになっていました。


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私の町家キルト第1作「町家と蔵」の瓦屋根には、おばさんが東寺で買ってきてくれた布が使われています。
町家キルトの創作活動を始めようとした時も、悩んでいた私の背中を押す、励ましの言葉をくださいました。






今までのいろんな感謝の気持ちを込めて、作品を一点もらって頂こうと思い、これに決めました。
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2015年に制作した【町家物語】
私の生家で、町家キルトを始めるきっかけとなった原点ともいうべき町家です。

作品を見るなり「さよちゃんの家や!!」と驚いて下さいました。
「関東に行かれても町内での暮らしや、私や母の事を思い出してもらえるように、この作品を選びました。」と伝えると、涙を浮かべて、「部屋に飾らせてもらう!」と喜んでくださいました。

「小さいさよちゃんが、可愛い赤いスカートはいて、この玄関から出てきて、お母さんの服の裾をつかんで私ににこっと笑って、二人で楽しそうに歩いていく姿を、今でも思い出すよ。スカートの色まで覚えてる。。。」

と、作品を見ながら語ってくれました。

「私が世間話をしに行くと、この格子戸の部屋でお母さんはいつもさよちゃんの事を、嬉しそうに話したはった。」

おばさんと母の姿が目に浮かぶ懐かしい光景です。

親戚以上に親しくさせて頂き、亡くなった母とも仲が良かったので、母の思い出話を出来る人が遠くに行ってしまわれて寂しくなります。

作品を見るだけで、その家の住人の顔を思い浮かべ、暮らしぶりを想像し、昔の事、地域の事も思い出し、温かな気持ちになれる。
町家キルトの不思議な力。

何十年と暮らした土地を離れることは、本当に寂しい事だと思うけれど、新しい土地で、思い出の一杯詰まった私の町家キルトが、おばさん家族の幸せを私の代わりに見守ってくれますように。。。

















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# by sayoko_hayashi | 2017-04-09 19:00 | 町家キルト物語
2017年 04月 07日

キルトとギターと朗読と

キルトの前で朗読や講演をしたい。
話し方のコンプレックスを解消したい。。。

という思いから朗読を始め、10年近く朗読サークルに所属していたのですが、自分の朗読に限界を感じていた時に、朗読家 馬場精子 さんと出逢いました。
個人レッスンを受けて1年が経ちました。

馬場先生の新しいホームページに 感想 を書かせて頂きましたので、ご覧になって下さい。
作品を深く読み解くことや、呼吸法、発声法など、いろんな事を教えて頂き、朗読の楽しさを再発見しています。
これから先、キルトと共に朗読を発表する場を増やしていけたら、、、と思っています。

馬場先生は、様々な 朗読ライブを開催されています。
5月には2つのライブを開催されますので、是非一度、馬場先生の生の素晴らしい朗読をお聞きになって下さい。

現在レッスンでは、11月4日の溝淵仁啓先生のギターコンサート内で読ませていただく詩を練習しています。
ほんの1分半ほどの短い詩なのですが、練習すればするほど好きになる、とても素敵な詩です。
なぜこの詩を選んだのか、お聞き頂いたらきっとわかって頂ける内容です。


イベントまでまだ半年ありますが、私自身、この1分半の詩を、どんな風に組み立て仕上げる事が出来るか楽しみです。
作品制作や準備や朗読の練習など、今年はあっという間に秋が来そうです。






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# by sayoko_hayashi | 2017-04-07 20:36 | 活動
2017年 04月 06日

春の町家キルト教室

4月から木曜日クラスに入会の生徒さんは、遠く神戸から通ってくださいます。
今日は教室見学の方もお越しになり、賑やかな教室となりました。


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木曜日クラスは満席となりましたので、しばらくは追加の募集は致しません。



※水曜日クラスは残席わずか。
火曜日クラスは人数が集まったら開講予定。
随時生徒募集しておりますので、ご興味のある方は お問合せください。




新入会の生徒さん含め、それぞれ制作している作品が違うので、今日は一人で4パターンの指導をしました。
時間ロスのないように、生徒さんの手元を見て進行具合を見ながら、次々と席を回って指導するのも楽しいです♪
皆さん、楽しそうにワイワイと手を動かされ、あっという間の2時間でした。

「できるかな?」と不安に思って入会された生徒さんも、1年後には色んな技法を習得され、1作目がいかに簡単な作品であったかを実感されることでしょう。
基礎コースでは、パッチワーク以外の縫いの基本も指導致しますので、日常生活の裁縫も習得して頂けます。

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教室は、生徒さんに技術を習得して頂くことも大切ですが、町家キルト工房が、それぞれの日常の気晴らしや癒しになる場所であるようにといつも思っています。


教室も5月から18年目に入り、新しい生徒さんの数が、古い生徒さんの数を超え転換期に入っています。
教室開講当初は、私自身これほど長く続けていけるとは思ってもいませんでした。
町家キルトを楽しんで頂ける方が増えることは、本当に嬉しく感謝しています。
これからも町家キルト工房を大切にしていきたいと思います。

創作活動と共に教室指導も頑張っていきますので、これからもどうぞよろしくお願い致します。





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# by sayoko_hayashi | 2017-04-06 20:10 | 町家キルト工房
2017年 03月 31日

春を迎える美山へ

昨日、秋のかやぶき美術館の個展の用事で、京都古布保存会のスタッフさんと一緒に美山へ行ってきました。

道の駅スプリングスひよしで昼食〜♪

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スプリングスひよしでは、無料の足湯も体験出来ますよ。
地元の新鮮なお野菜が沢山販売されていましたので、お土産に黒本しめじと無農薬レモンを買いました。


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椎茸みたいな、大きなしめじ!

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一袋詰め放題のレモン!
無農薬なので、蜂蜜漬けと塩レモンを作ろうと思います。




その後、日吉ダムを眺めながらドライブして、郷土資料館へ。

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日吉ダム建設時に水没した地区に建っていたかやぶき民家が移転保存されていて、昔の暮らしを再現されているのを見学しました。


その後、美山かやぶき美術館へ。

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昨日は、あいにく休館日だったのですが、厚かましく連絡したら、職員の方が駆け付けて下さり開けてくださいました。
古布保存会のスタッフさんに、11月4日のイベント会場の確認をして頂きました。



かやぶきの里にも寄りました。
桜はまだ先でしたが、冬から春へ変わる山々を見る事が出来て良かったです。

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そして広河原地区を回って、京都市内へ帰りましたが、広河原はまだ雪が沢山残っていて、驚きました。
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こちらはまだ冬でした。

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夕焼けが美しかったです。



この季節に美山に行ったのは初めてだったので、行けて良かったです。
今制作中の作品と目の前にある風景が重なり、不思議な幸せな気分になりました。






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# by sayoko_hayashi | 2017-03-31 20:15 | 美山かやぶきの里
2017年 03月 29日

桜の花が咲く頃に

作品の最後の縫い合わせは、空。

タペストリーになると空の面積が大きくなり、その色やデザインは、作品全体のイメージに大きく影響するので、慎重に考えます。

私の作品は、布ありきを前提としています。
過去の作品では、染色家の友人に白生地を渡して、空の色に染めて頂いた事もありましたが、今回の作品は全て集めた(集まって来てくれた)着物地を使用しました。

空の布は、なかなか良いのが無くて、選んだのがこの布。
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この水色の縮緬の生地は、「清水寺」にも使った大切な布です。
今回でとうとう最後になりました。

残っていたのは、布幅が15センチほどしかない細長いものでした。
長さもそんなにたくさんなくて、なんとかいけそう、、、というくらいしか残っていません。
どうしたものかと思いましたが、左右の縫い代分2センチを残し、13センチ幅で空のデザインを考えました。

空の縫い合わせで大事なことは、いかにも〈足らないから継ぎました!〉という単純な縫製ラインにならないように、縫い合わせが風景として風の流れや季節に応じた雲に見えるように考えます。
そして、下に繋がる風景のじゃまにならないような、デザインをする事です。

時々私の作品をご覧になった方が、キルト作品を絵画としてご覧くださり、「なぜ空に縫い目を入れるのですか?一枚の布にすればよいのでは?」と質問されますが、

「着物幅は37センチ前後と決まっていますし、古い着物や端切れを使って大切に縫いつなげることにこだわる、私の手法です。」と答えます。
新しい広幅の布を買って、つなぎ目なく縫う事は大変簡単な事ですが、私はそれをやりたくはないのです。



今回、大切に残してきた布を沢山使い切りました。
いろんな思い出を縫い込めた素敵な作品がまた一つ増えました。

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裏の疎水の桜が満開になる頃、トップ完成です。







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# by sayoko_hayashi | 2017-03-29 12:47 | 制作